埼玉アストライア佐藤千尋の地元

岩手県にある花巻球場で行われた

埼玉アストライア対京都フローラ

第15戦。連勝を狙う埼玉アストラ

イアの先発は、エース磯崎由加里。

首位の京都フローラは、サウス

ポーの植村美奈子。
初回より先日のサヨナラ勝ちの勢

いそのままに、埼玉アストライア

が得点を重ねていく。

1回裏、埼玉アストライアの攻撃。
2番加藤が、レフト線ツーベースで出塁すると、3番田口がヒットと盗塁で、1死2,3塁に。ここで4番川端のライトへの犠牲フライが決まり、1点を先制する。

さらに2回裏、この回先頭の今井

が2ボール2ストライクから外角高

めに入ってくるカーブを強振する

と、打球は弧を描き、両翼92mの

花巻球場のフェンスをはるかに超

えるプロ入り初ホームランに。

1点を追加し、アストライアペー

スで試合は進んでいるかに思わ

れた。

しかし3回表、京都フローラが反

撃の狼煙をあげる。
この回先頭の1番三浦伊織がフォ

アボールで出塁するとすかさず

盗塁を決める。2番みなみがヒッ

トで続き1死1,3塁とチャンスを

拡大。ここで3番中村がライトオ

ーバーのスリーベースを放ち2−2

の同点に。
さらに4番岩谷が2ボール1ストラ

イクから快音を響かせ、センター

前タイムリーヒットで3-2と逆転に成功する。

１点を援護してもらった植村は、3回以降ヒットを許すも低めにボールを集める丁寧なピッチングで、得点を許さない。

何としても勝ちたい埼玉アストライアは、6回裏、2死から3番田口が2番手三輪からスリーベースを放つと、打席には4番川端。
ここで京都フローラは、たまらず小西美加をマウンドに。この場面、打ち気の川端を緩いカーブで打ち取り無失点に。
最終回の7回裏、2死3塁と一打同点の場面を迎えるが、ここはレジェンドが落ち着いたピッチングで代打松村をセンターフライに打ち取りゲームセット。
岩手初開催は京都フローラに軍配が上がり、さらに2位以下とのゲーム差を広げた。