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ついに愛知ディオーネがつかまった。

8月4連勝の後、まさかの4敗1分。

​足踏みをしている間に不調だった埼玉アストライアが息を吹き返し、両者のゲーム差がなくなった。

 

アストライアの先発は塩谷千晶。塩谷の先発は昨年のティアラカップ以来、約1年ぶり。1週間前にこの日の先発を言い渡された。

高校時代はソフトボール部で、しかも捕手をしていたという異色の経歴を持つ塩谷。最近はカーブよりもスライダーがよくなってきたと言う。

辻内崇伸監督(アストライア)は「先発枠から谷山(莉奈)が抜けた今、塩谷か泉(由有樹)かというところだったが、抑えの軸として実績を残した塩谷の起用を決めた」と話す。

一方ディオーネの先発は先日見事にアストライアを抑えプロ初勝利を飾った堀田ありさ。こちらも高校時代はソフトボール部だった。

1回表、アストライアの攻撃。

1番加藤優が初球打ちでセカンドゴロ。2番佐々木希はファーストゴロ。3番田口紗帆はレフト線にツーベースヒットを放つも、4番楢岡美和がショートフライでチェンジ。堀田は落ち着いたマウンドさばきでまずまずの立ち上がり。

 

その裏のディオーネの攻撃。

1番西山小春がライトゴロ、2番三原遥がレフトへファウルフライ。3番厚ヶ瀬美姫もサードゴロと三者凡退。塩谷は腕の振りよく上々の立ち上がりを見せた。

そして2回表、アストライアの攻撃。
デッドボールで出塁した5番今井志穂を、8番岩見香枝が真ん中高めのストレートを振り抜いた左中間タイムリーツーベースヒットでかえし、1点を先制した。
アストライアは4回にも6番山崎まり、7番佐藤がヒットで出塁してチャンスを作ると、またもや8番岩見が今度は右中間へツーベースタイムリーヒットを放ち1点を追加した。
 

一方のディオーネ打線は、5回まで投げた塩谷に対応できず無失点。6回は塩谷に代わった磯崎由加里に抑えられてしまう。

そして7回表には堀田に代わった森若菜が5番今井、6番山崎まりにタイムリーヒットを許し、ダメ押しの3失点。最終回の攻撃も磯崎から代わった山﨑舞にピシャリと抑えられ得点できず。またしてもホームゲームでの勝利はお預けとなってしまった。

 

 

試合後、塩谷と共にヒロインになった岩見は「今日はボールがよく見えた。見極めよく打つことができた。チャンスでの1本をものにするために、バッティング練習でも『初球でしとめる』を意識してやってきた」と話し、最後に「これからも立ち向かう気持ちで戦っていきます」と意気込みを話してくれた。

また辻内監督は好投した塩谷ついて「捕手の今井とコミュニケーションをとって、スライダーを軸にしっかりコースをついた攻めが出来ていた」と評価。

一方碇美穂子監督(ディオーネ)は「ホーム・ビジターでの7連戦で疲れが出ているのは否めない」としながらも「それでは優勝を掴むチームにはなれない」とナインを鼓舞。課題としては「体力不足」「ランナーがいるときといないときの配球の工夫」などをあげた。また持ち味のストレートを痛打された森についても「ストレートを活かすための変化球の組み立てを工夫していく必要がある」と述べた。

 

一宮育ちだというある男性ファンは「やっぱりホームで勝ってほしい!一宮は仕事も、遊びも一生懸命にやる地域性。スタジアムで大いに盛り上がって、日ごろの憂さ晴らしをしたいで!」とアツく感想を話してくれた。

一方、こちらもディオーネファンだという小学生の女の子が「でも選手は一生懸命戦ってくれたからうれしかった」と話してくれたことがとても印象深かった。

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<次回試合>

9月1日(土)18:00試合開始

ヴィクトリアシリーズ

京都 対 埼玉 第18戦

京セラドーム大阪

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