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「今日はチーム全員で勝つ。シーズン通して、やっと確立できた自分たちのスタイル。今日の試合も貫き通して戦う!」

試合前愛知ディオーネ監督、碇美穂子はこう語った。現在3位のディオーネは、今日負けた時点で女王決定戦出場の可能性が絶たれる。

 

「雨天中止が良いように作用して体を休め、十分な対策を練ることができた。」と語る埼玉アストライア監督、辻内崇伸。アストライアはこの試合引き分け以上で、2位が確定する。

 

とはいえ、アストライアはこの試合を落とした場合、ディオーネと勝率が並び、得失点差(総得点から総失点を引いた差。 勝率が並んだ場合に順位決定の為、使用される。)の関係により、女王決定戦出場が極めて困難になる。

両軍の2018シーズンの対戦成績は、ほぼ互角(アストライア10勝、ディオーネ9勝)である。

女子プロ野球史上、これまでにない白熱した2位争いも今日で終止符が打たれるだろう。両者とも存分の準備を整え、絶対に負けられない戦いの火蓋は切られた。

 

ディオーネの先発は、現在2勝1敗の堀田ありさ。

対する埼玉アストライアは、女子野球W杯にも選出されたチームの勝ち頭、谷山莉奈が登板。

初回から試合が動く。立ち上がりを無失点に抑えた1回裏ディオーネの攻撃、制球に苦しむアストライア先発谷山を攻め立て2死満塁から5番寺部歩美の押し出し、続く榊原梨奈のライト前タイムリーで2点を先制。

 

対するアストライアは、4回表、先頭4番川端友紀のツーベース、続く5番楢岡美和レフト前のタイムリーで1点を返す。ディオーネは好投の先発堀田をすぐさまスイッチ。2番手に小原美南を投入。起用に応え後続を無失点に抑える。

5回裏ディオーネは、先頭2番三浦由美子、3番厚ヶ瀬美姫の連続ツーベースで1点を追加。

​さらには6回裏にも3本のヒットで2死満塁の好機をつくり、3番厚ヶ瀬がこの日3打点目となるタイムリーを放ち試合を決定づける。

 

反撃したいアストライアだったが、4回途中から登板したディオーネ小原の安定感抜群のピッチングの前に、4回2安打無失点と翻弄され力尽きた。

 

試合後、ホーム最終戦へ訪れた1,124名のファンとの大撮影会が開催された。しかも一宮市営球場での勝利は、4月30日ぶり!チームも地元も大喜びであった。ディオーネ碇監督は、「選手たちが普段練習で積み重ねてきたことを、ここ一番で発揮してくれた結果。ただ、選手全員を起用できなかったことが、唯一心残り(笑)」と笑みを浮かべた。

 

次戦10/2(火)の京都フローラ対埼玉アストライアの試合結果により、女王決定戦進出のチームが決定する。

敗れたアストライア辻内監督は、「8安打で1得点しか取らせてあげられなかった自分自身の采配が一番の責任。得点をあげるため、凡退を恐れず積極的に打ちに行く姿勢をチームに浸透させたい」と次戦に向け語った。

 

また、次々戦には10/3(水)にはジャパンカップ出場決定戦も迫っている。​2018シーズンもいよいよクライマックスを迎えるが、まだまだ白熱した試合が期待できそうだ。

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<次回試合>

10月2日(火)18:00試合開始

ヴィクトリアシリーズ

京都 対 埼玉 第20戦 雨天振替試合

一宮市営球場

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