top of page
201810281PC_01.jpg

第8回女子野球ジャパンカップは、大会3日目を迎えた。本日準決勝決勝を行い、女子硬式野球の頂点が決まる。

 

ベスト4に残ったチームは下記の通りだ。

・日本大学国際関係学部(大学2位)

・京都フローラ(プロ1位)

・尚美学園大学(大学1位)

・ハナマウイ(クラブ1位)

 

第1試合は日本大学国際関係学部(大学2位)対京都フローラ(プロ1位)の対決。

 

日大国際関係学部は前の試合で、高校No.1投手坂原愛海を擁する京都両洋高校を破り初の準決勝進出。元女子プロ野球選手である坪内瞳監督の采配にも注目である。

 

対するフローラは、前の試合で17安打11得点の猛攻を見せプロとしての実力を大いに見せつけた。上位から下位まで点を奪える得点力は女子野球界最強打線と言って良いだろう。

 

初出場の挑戦者と女子プロ野球界屈指のチームとの対戦は、どちらに軍配が上がるのか。

 

日大国際関係学部の先発は、前の試合好投したエースの柳理菜。フローラは今大会初先発の長身右腕古谷恵菜。

古谷.JPG

▲京都フローラ先発の古谷恵菜

試合は初回からフローラ打線が柳に襲いかかる。四球とヒットで1死1,3塁のチャンスを作り打席には、4番岩谷美里がセンターの犠牲フライを放ち1点を先取。

 

この場面を岩谷は、

「ランナー3塁での最低限の仕事ができた。

大きい当たりなどは特に意識せず、自分の仕事が出来た」とコメント。

岩谷JPG.JPG

▲先制となる犠飛を放つ京都フローラ岩谷美里

さらに後続も繋がり2死満塁とすると、今大会絶好調の7番泉由希菜がレフト線タイムリーツーベースで2点を追加。初回3点を先制する。

 

対する日大国際関係学部はその裏、先頭がヒットで出塁。すかさず次打者が犠打を決め、1死2塁とし3番キャプテンの英(はなぶさ)菜々子。ここで英の捉えた打球が、1塁ベースに当たるヒットとなり2塁走者が生還。フローラの先発古谷の立ち上がりを攻める。

 

しかし、その裏フローラに1点追加されリードを再び広げられる。そして、5回6回と三度得点を許し6-1とされる。

 

とどめは7回、フローラみなみにレフトへスリーランホームランを浴び試合を決定付けられた。

みなみ.JPG

▲ホームランを放った京都フローラみなみ

日大国際関係学部は立ち上がり制球に苦しむフローラ古谷の前に、ランナーを出すがあと一本が出ず初回以降得点できず力尽きた。

 

3試合連続の二桁安打で京都フローラが決勝進出を決めた。

 

敗れた日大国際関係学部の柳は、

「女子プロ野球選手と対戦することが念願だったが、全く通用しなかった。レベルの差を感じた。調子が悪い中でも試合中に修正できるようになりたい。変化球がうまく決まった場面もあった。ストレートとともに質をあげたい」

と146球の熱投を振り返り、自身の課題と向き合った。

 

柳.JPG

▲日本大学国際関係学部の先発柳理菜

打たれてもマウンドに立ち続けた彼女の姿は、チームのエースとして堂々たるものだった。

bottom of page