top of page
201810282PC_01.jpg

第8回女子野球ジャパンカップは大会2日目。

第2試合はハナマウイ(クラブ1位)対尚美学園大学(大学1位)の対決。

 

両者は共に1回戦で女子プロ野球チームを破り、ここまで勝ち上がってきた。

ハナマウイは破壊力抜群の打線が持ち味、対する尚美学園大学は攻守のバランスの取れた野球が特徴。

 

今年8月に開催された第14回全日本女子硬式野球選手権大会の決勝戦でも対戦したカードである。その際はハナマウイが3-2で勝利した。

 

試合に挑むハナマウイ森賢司監督は、

「夏対戦したときとは、別のチームになっている。尚美学園大の田中露朝投手は夏に比べ、緩急がさらに活かせるようになっている。大量得点は望めないため、投手戦になってくるだろう。少ないチャンスをモノにできるいつも以上の集中力が必要だ」

と語った。

 

2018年アマチュアチームの中での最高峰の戦いが今始まる。

 

ハナマウイ先発は花ヶ崎衣利、尚美学園大は田中露朝。花ヶ崎は尚美学園大のOGで田中の1学年先輩に当たるため、元チームメイト同士の対決となった。

花ヶ先.JPG

▲ハナマウイ先発の花ヶ崎衣利

試合が動いたのは2回表尚美学園大の攻撃、5番島菜々花ヒットで出塁し後続の死球で2死1,2塁とする。ここで8番浅田真有がセンターへタイムリーヒットを放ち1点を先制する。

 

②浅田.JPG

▲先制打を放つ尚美学園大学浅田真有

その裏、ハナマウイはヒットで出塁した出口彩香が、次打者のバッテリーエラーの間に一気に3塁を落とし入れる。ここで7番石塚ちづるがスクイズを決め、すぐさま同点に追い付く。

石塚.JPG

▲同点となるスクイズを決めるハナマウイ石塚ちづる

手に汗握る攻防、レベルの高さを感じさせる試合は、思いもよらぬ展開を見せる。

同点で迎えた4回表、6本のヒットと犠飛の打者8人の猛攻でこの回一挙5点を追加し逆転に成功。また、その裏5回にも打線がつながりさらに2点を追加し8-1とする。

反撃したいハナマウイだったが、尚美学園大田中の力強いまっすぐとキレ味抜群のスライダーのコンビネーションの前に得点できない。6回に2死2塁のチャンスを作るがあと1本が出ず、大会規定により6回コールドゲームで試合終了。アマチュア球界最高峰の一戦

は、誰も予想のできない形で幕を閉じた。

 

尚美学園大学は7回目の出場で、初の決勝進出となった。

次戦2018年の女子野球界の頂点が決定する。

SHIN0140.JPG

▲7度目の出場にて初の決勝進出を決めた尚美学園大学

bottom of page